転職

「ブラック企業」という言葉に、振り回されてはいけない理由

おつかれさまです。キャリアカウンセラーナカヤマ(@mn_k19831231)です。今回は、

【「ブラック企業」という言葉に振り回されてはいけない】というお話をします。

ブラック企業・・・嫌な言葉ですね。

仕事をするとなれば、誰だってブラック企業で働きたくはないですよね。転職をするにしたって誰だってブラック企業に転職したいと思わないですよね。

ですが、この「ブラック企業」という言葉に僕たちは振り回されています。思った以上に振り回されているんです。

なので今回はこの「ブラック企業」という言葉についてお話させて頂きます。

これから転職を検討している方や「俺の会社、ブラック企業」と思っている方はぜひ最後までご覧ください。

今回の動画はこちらから!!

転職や仕事のご相談をお聞きします あなたの転職・仕事の悩みをお聞きし、「今後」を一緒に考えます

ブラック企業という言葉は商業目的で使われた

まず「ブラック企業」という言葉ですが、これは商業目的で多用された言葉になります。テレビや雑誌がより多くの視聴者を獲得するために多用された、いわゆるパワーフレーズなんです。

ブラック企業ブラックきぎょうまたはブラック会社ブラックがいしゃとは違法行為、不法行為、脱法行為などにより従業員に無給の残業・朝残業などの不当な労働を強制したりパワハラなど人権を踏みにじる行為を日常的に行っている企業もしくはそのような行為を行ってる社員を放置、黙認している企業のことである。

「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」との指摘もある

引用:Wikipedia

2001年にネット上で生まれ、2000年半ばに頻繁に使われるようになり、2013年には流行語大賞になっています。流行語大賞を受賞するくらい多用された言葉なんですよね。

頻繁に使われるようになった時は連日テレビや雑誌で「ブラック企業」というフレーズが飛び交い、過酷な労働環境の話題が次々と出てきました。

流行語大賞を取るころには完全に定着化し、会社の愚痴を言う際には「ブラックやでー」「ブラックやわー」ってほとんどの人が口にしていました。

だから「ブラック企業って言えばだいたい状況が想像できる」までになっていたんですね。

インパクトがあり、とてもわかりやすく、非常に使い勝手のいい言葉だからです。

でもですね・・・僕はこの「ブラック企業」という言葉を聞いて「いや、どの会社もそういう部分あるやん」「ほとんどの会社がブラック企業になっとるやん」と思っていました。

「自分がひどいと思ったからブラック企業だ」って決めつけている人もたくさんいらっしゃることでしょう。

だとしたら、僕たちは20年近くこの「ブラック企業」という言葉に振り回されているということになります。あなたも思い当たる節、あるんじゃないですか?

まともに判断できなくなる

「ブラック企業」という言葉を多用したがためにどの会社がブラックでどの会社がホワイトかまともに判断できなくなっているように感じています。

「自分がひどいと思ったからブラック企業だ」って思っている人がいるなと感じているあたりがまさにそれですね。

「それの何がいけないんだ」と思う人もいるかもしれませんが、これにより、転職に失敗している人がたくさんいるという事実も否定はできません。

たとえば、今働いている仕事、職場、そして人間関係に嫌気がさし「自分の会社はブラック企業だ」と思っている人が、「今の環境から逃げ出すため」だけに転職したとします。

目的が「今の環境から逃げ出すため」だけで、具体的に次の仕事は何をするか考えていない場合、いざ転職してみたら転職した会社の方が環境が悪く「前の会社の方がよっぽどマシだった」と思うことになります。

こんな人けっこう多いんですよね。実際に転職を経験した人の約半分が転職に失敗したと感じているというデータもありました。

だから、「ブラック企業」という言葉に振り回されて自分の現状が良いか悪いかの判断が曖昧になっている人もいるんです。

人によってブラック企業の定義が違う

そして、何をもってブラック企業と言うかこの定義は人によって違います。

  • 労働時間が長い
  • 給料が安い
  • 人間関係が最悪だ

などさまざまありますが、人によって差があるんですね。

自分の会社はブラック企業だという話をした際に、相手から「それくらいで何言ってんだ」と言われたことがよくあります。

僕が毎日12時間働いてサービス残業していると話をした際、相手から「俺は14時間で休みなし」と言われたことがあります。

また、僕より手取りを多くもらっている人が「給料が安くてやんなっちゃ」と言っていて、思わず「いやもらってるやん」って突っ込んだことがあります。

このような話を続けると、気づけば「ブラック企業自慢くらべ」になっていますよね。

もちろん、本当にヤバイブラック企業もありました。話を聞いた時はドン引きしました。そこで初めて「あ、うちまともなんだ」と感じられます。

しかしそんな環境で働いている人が「いやうちはブラックまでいかないわ」と言っていたりするパターンも少なからずあります。

だから、人によってブラック企業の定義って違いますし、自分の環境がブラックかどうかって結局のところ

「自分自身がどう思うか」

これに尽きるんですよね。あなたもこの「ブラック企業」という言葉に振り回されず、冷静な判断を心がけてください。

ブラック企業の定義を整理してみた

とはいえ、人によって定義が違っているのですからよく考えたとしても履き違えてしまう可能性は否定できませんよね。

そこで、しかるべきところで意見を集め、改めてブラック企業の定義を整理してみました。コロナ等の状況によって変わった部分もありますので、気になる方は最後までご覧ください。

毎年離職率が安定して高い

まずは、毎年離職率が安定して高い会社です。何をやっても毎年必ず一定数社員が自主退社してしまう・・・そんな会社はブラックといっていいでしょう。

  • 離職率が高いのにも関わらず、原因追及・改善を試みようとしない
  • 人の入れ替わりが激しいのに「辞めたやつが悪い・合わなかった」で片付ける

などの意見がありました。

人が辞めていくということは、それだけその会社に魅力がないと証明しているようなものです。にもかかわらず「辞めたければ辞めろ」としか言えない会社は危ないですね。

どうして辞めていくのかをしっかり考え、今までと違う時代に合った対策を期待します。

公表している情報に信頼性が無い

次は、公表している情報に信頼性が無い会社です。これは、求人情報やホームページ、口コミサイトやSNSなどの情報に信頼性が無いという話です。

  • 口コミサイトの口コミ内容にブラックな内容が多い
  • 規模が大きい割に口コミサイトの口コミ数が異様に少ない
  • 求人情報などのアピールが「アットホームな職場」や「社員旅行」
  • ホームページの見た目は綺麗だが中身スッカスカ
  • 仕事内容、職種募集内容がざっくりしすぎて何やるか不明
  • 「人を大切にしています」と言っているのに実際はろくな育成をしていない

などの意見が集まりました。

総じて「うちの会社はいい会社ですよ」アピールがすごい会社は反対にブラック企業である可能性が高いと言えるでしょう。

働く環境がアップデートされていない

次は、働く環境がアップデートされていない会社です。

  • 令和になっても変わらない
  • コロナがあっても変わらない

どんな状況があっても環境に変化がない会社は危険です。

  • 売上「だけ」しか見ないくせに体制が整っていない
  • 売上を上げる方法が、人の数を揃え人を動かす方法しか考えられない
  • 企業理念・ビジョンが今の時代に合わない精神論
  • 残業や休日数を制限するのに与えられる仕事量が変わらない
  • テレワークに切り替えられるのに導入検討すらしない
  • いまだに残業時間があまりにも多すぎる
  • 残業ダメと言いつつ申請すると断ってくるうえに仕事はしなさいと言う

このような意見が集まりました。

この10年で社会の状況は大きく変わりました。にもかかわらず変わろうとしない会社は危険な可能性大ですよ。

人材の扱いが下手

次は、人材の扱いが下手な会社です。未だに昔と変わらない扱い方をしているようでは、ブラック企業と言われても仕方ありません。

  • 「いつでも頼りなさい」と言いつつ、いざ頼ったら何もしてくれない
  • 従業員の適性や望むキャリアをひとつも考慮しない。
  • 適切な給料が支払われない
  • 「世渡り上手になれ」などと言う。
  • ものの考え方が古いまま「アップデートされてない」ことに気付いてない。
  • ベテラン社員が「今の若い子は〜」とマウントとってくる。
  • トップが現場の泥臭い仕事をやったことがないうえに知ろうともしない。
  • 現場を知らない人が評価をしている
  • 目立つ人、ろくに仕事しないくせに上司にいい顔する人などが出世する

このような意見が集まりました。

昭和の時代は「社内営業が大事」と言う会社も多くあったのかもしれませんが、徐々にそれは通用しなくなるでしょう。

社員もバカではありません。そのような会社には簡単に三行半をつけますよ。

「ブラック上司」を野放しにしている

そして最後は、「ブラック上司」を野放しにしている会社です。この定義が一番意見集まりました。

  • 仕事の愚痴ばかり言っており、改善策を考えようとしない。
  • 自分の部下を育成しないのに、リーダに任命しサポートをしない
  • 人事が企画する研修のみに参加させ、自分で指導しない
  • 役職や人間の好みによって態度を変える
  • 夢ばかり語って、現実的にどうするのかは言わない
  • 都合の悪いこと、答えられないことは無視する
  • 自分の上司にばかりへこへこし、部下の言うことに耳を貸そうとしない
  • 「自分が100%正しい」と思い込んでいる
  • 何も変えようとしないし、自分が間違っていても謝らない。
  • 部下に「この会社で働くことにプライドを持ってください!」と言ってくる。
  • 遅刻、会議すっぽかし、部下への連携漏れなどしっかりしていない
  • 何かミスがあれば「俺の手を煩わせるな」とキレてくる
  • 意見を言うと「お前は俺に逆らう気か」といってキレてくる

などの意見が集まりました。この意見を見ていてつくづく思うのですが、このような行動をしている人間に対し、何の対策も取らず、野放しにしている会社ははっきり言ってブラックです。

これに気づかないようでは、若い人間から会社を辞めていき、最終的には衰退し会社を閉めることになるでしょう。

まとめ

ということで今回は【「ブラック企業」という言葉に振り回されてはいけない】というお話をしました。いかがだったでしょうか?

今回まとめたブラック企業の定義はいただいた意見を元にまとめてあるのである意味「世間から見た基準」になりえます。しかし、これが全てではありません。

あなたがこの基準を考慮したうえで仮にブラックな環境にいたとしてもやりがいを感じ意欲を持って働いているのであればそれはそれでいいんです。

また、どんなに過酷な仕事内容でも、尊敬できる上司や助け合える同僚がいて、気持ちよく仕事が出来ていればブラックと感じないかもしれません。

こんな方は特に、「ブラック企業」という言葉に惑わされず今の仕事を全うして頂きたいです。

逆に、今の環境が嫌で仕事を辞めたい人は、今の会社が本当にブラックかどうか今回の定義を使って確認してください。

そのまま辞めて転職し、次の会社がもっとひどかったということが無いよう、よく考えながら転職活動をしてください。

そして企業側の方は、今回の動画を参考にして会社のブラック化を防いでいただければ幸いです。

人が一定数辞めていくのであれば真剣に原因を追究し真摯に対策してください。いくらこれからAIなどにより人手が要らなくなる可能性があるとしても、管理できる人間がいなければ会社の存続すら危ういのです。

全ての日本人に言います。ブラック企業という言葉に振り回されないようご注意ください。

転職キャリアサロンのご案内

今回はメガネ転職コンサルさんの「転職キャリアサロン」にて情報を頂きました。

このサロンでは転職に関する様々な情報を交換し、意見を出し合い、一緒に「転職」についてより深く考えるオンラインサロンです。

これから転職する人にとっても非常に有効な情報が手に入りますので、本気で転職したい方はぜひ入会してみてください。

転職キャリアサロンはこちらから

キャリアカウンセラーの個別相談お問い合わせ

仕事は人生の一部です。仕事でつまづくと、人生もつまづいてしまいます。

逆をいえば、仕事が楽しければ人生はめちゃくちゃ充実します。いやいや仕事するよりも、楽しく仕事をしてほしいんです!

私自身も、仕事がつまらなくて、人生がつまらなかったです。だからこそ、あなただけには仕事で悩んでほしくはありません!

ぜひ、キャリアカウンセラーであるナカヤマにご相談ください。たった3分の入力であなたの仕事に対する悩みを解決します!

仕事や人生の悩みを今すぐ相談する

※納得できなければ全額返金保証